感情の言語(ロストイントランスレーション)

最近、どうして感情って囚われちゃうのか、とか、どうすれば囚われないようにできるのかとかつらつら考えてます。(囚われたネガティブな感情についてはこちらのエモーションコード™についてのところに詳しく書いてます。)

さてさて、私は村上春樹さんの本が好きです。
彼の書いたノルウェイの森を読んだのが、中学生のころ。
中学生なりに理解して、村上春樹さんの紡ぎ出す世界がそれまで読んだ活字の小説と全く違うことが印象に残っていました。

それから、村上春樹さんの本を読むことは2000年までありませんでした。

そして2000年のイギリス、ポーツマス。
1年ほど暮らしたポーツマスは、アーティストインレジデンスをやらせていただいた街。
まだWi-Fiも存在せず(って信じられる?!)、まだガンウォーフ(アウトレットショッピングモール)もなく、ある日向かった街の図書館でなんとなく見つけてしまったのが、羊をめぐる冒険でした。英語ではWild Sheep Chaseというタイトルで、本当になんとな〜く手にして家に帰って読み出したら、これが止まらなかった。それにしてもWild Sheep Chaseなんて、おしゃれなタイトルなの?!

独特の世界観はそのままに、英語で日本の地名に名前が出てくるペーパーバックの羊をめぐる冒険。英語で読んでるのに、そのボーダーがとても曖昧という、とても不思議な体験をしたのでした。
こんな翻訳あるんだ…って思いました。
その後、一気にその図書館にある全ての村上さんの本を読み尽くしました。(この極端さは今も昔も変わらない。)
以来、ずっと英語で村上春樹さんを読んでますけれど、全く違和感を感じないのです。
何語で読んでるかっていう領域を超えてる。
翻訳された方、すごいな〜っていつも思います。あっぱれ。

そんなちょっと言葉オタクな私にとって語学を習得するって、その言葉を使う文化の疑似体験ができる感じなんですよ。
ここでいう文化って、その時々の感情です。
時間(歴史)の感情みたいな感じ。
英語もアメリカとイギリスの二つをみても、英語の使い方が違うじゃないですか?それって言葉の感情が違うんですよね。

そんな風に、常にイギリスのカルチャーを日々肌で感じてる私は、未だにsware wordを使うのがとても苦手。上品ぶってるわけじゃなくて、英語でFxxKとか、SxxT とか、両方とも日本語の「クソッ」の下品&喧嘩売ってるバージョンですけれど、私、使えないんですよね〜。
特にswear wordは、「おっと、ついつい言ってしまった」っていう類の言葉。ものすごく感情とダイレクトにつながってる。言葉っていうより、感情のエネルギーがばんっ!なんですよ。(笑)
たまに使うとすれば、bloody hellぐらい!(笑)
WTHもちょっと…使えないなぁ。
それは、長年英語を使いながら、英語のシステム?みたいなのを肌で感じる中で、なんとなく、その言葉に込められた感情のエネルギーを分かってるだけに、私の感情の言語とピタッとマッチしないのですよ。

この感情っていう言語は、きっと私たちがそれぞれの言語(日本語だとか英語)を話す前から持ってる(使ってる)本当の意味での第一言語なのかも〜って最近しみじみと感じます。

(最近、随分昔のフィレンツェの写真を整理しています。イギリスにはないけれど、ヨーロッパで良く見かけるこのタイプのアパートの入り口が私は好きです。アメリのアメリとか、ビフォーサンセットのセリーヌが住んでそうな感じ。アメリのアパートは実はドイツで撮影されたのご存知でしたか?監督がインタビューで、「パリにあんなアパートはもう残っていない」みたいなことを残念そうに話していました。)

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