ボドリアン図書館に行きました。
ハリーポッターのことはよく知らないけれど、私が読み終わった(涙)小説に出てくるのが、この図書室。
図書館好きには憧れの図書館の一つ、とても有名な図書館はツアーでないとはいれません、と言われて「ええ〜!」ツアーなんてダルいって思った私。それが始まってみると、担当の学芸員さんが素晴らしくて大正解でした。
プロの噺家さんのように、抑揚をつけたりためたりして、イギリスの歴史に詳しくなくても興味が持てるようなシンプルなストーリーの中に、想像力豊かなヒストリアンにしかできない、歴史上の人物の素顔をリアルに匂わせるような個人的なエピソードをチラッチラッと入れながら図書館の歴史や政治的背景について教えてくれました。私が見たかったセルドンエンドも見れたし、近くのブラックウェルスも見たし。読み終わった小説(涙…しつこい)に出てくる、図書館利用者の誓い(伝統)についても聞けたし、大満足。
それにしても、オックスフォードって不思議と落ち着きます。
そこらじゅうに学生や大学関係者がいて、ざわざわしてるんですけど、地面は磁石?っていうくらいグラウンディングしやすい街。
しかも、街のエネルギーがダダ漏れ状態にならない堅牢さがあるんです。だからといって、息がつまるような閉塞感もないので、きっとこうやって伝統とか知識を守りつつ、新しいアイデアを生んでるのね〜って思いました。
(最初はレクチャーホールとして建てられたボドリアン。このホールの天井には、図書館の建設、増築、改築に出資したお家の家紋、コートオブアームズが残されています。全てに意味があるのね〜😀)
広告